色は匂へど散りぬるを

気持ちをはき出す場所として活用しているので基本的に暗いです。時々好きなアーティストさんとかの事を書きます。

あなたと、どこかへ。

 

あなたと、どこかへ。 (文春文庫)

あなたと、どこかへ。 (文春文庫)

一つ一つ違う著者のかたが書いている短編集です。角田光代さんの時速四十キロで未来へ向かう という作品が好きです。全てを完璧にこなしていたつもりだけれど、ある日ブレーカーが落ちたように何もかも嫌になった姉が、正月に帰ってこないことを心配して迎えに来た弟とドライブするお話です。
私は全然完璧にこなせてないんですけど、一つが崩れると全てが嫌になるところが共感しました。